こんにちはFP消防士です。
今回は、消防士の昇任試験についてお話していきます。
消防士にはいくつかの階級があり、一般的に言われている「消防士」も階級の一つです。
この記事は
消防士の昇任試験はどのようなものなのか?
昇任試験の内容はどのようなものがあるのか?
このような事が知りたい人向けの内容となっています。
結論
消防士の昇任試験については、消防本部によって異なります。
田舎の消防本部では、昇任試験のない本部もあります。
ですが、階級に伴い昇任試験を実施する消防本部がほとんどだと思います。
昇任試験の筆記試験では、マークシート式か記述式である。
口述試験、実技試験、小論文がある本部とない本部がある。
試験内容は日頃の業務以外の問題が出題される可能性がある。
昇任試験は消防本部によって差がかなりあると思いますので、参考程度に読んでいただければと思います。
昇任試験は何のためにあるか?

消防士には階級がいくつか存在します。
消防士、消防副士長、消防士長、消防司令補、消防司令、消防司令長、消防監、消防正監、消防司監、消防総監と10種類の階級があります。
消防本部によっては、消防副士長の階級がない消防本部もあります。
誰もが最初は、消防士という事ですね。
また、参考として市町村の規模や消防職員の人数によって消防局長、消防長の階級も異なります。
東京消防庁のトップが消防総監
政令指定都市のトップが消防司監
消防吏員が200人以上 or 30万人以上の市町村が消防正監
消防吏員が100人以上 or 10万人以上の市町村が消防監
消防吏員が100人未満かつ10万人未満の市町村が消防司令長
となっています。
なので、消防本部によって署長の階級や隊長の階級等が決まってくる訳です。
消防は階級社会ですので、隊員、機関員、分隊長とそれぞれに見合った階級となります。
現場活動で指揮系統は、とても重要なものになってきます。
昇任試験を受け、合格していくと階級が上がり立場と責任のウエイトが大きくなっていきます。
消防業務では階級は必要なもので、その階級になるには試験が必要になるので昇任試験があります。
昇任試験の形式は?

消防本部によって昇任試験の中身は異なります。
筆記試験では記述式の消防本部もあれば、マークシート式の消防本部もあります。
ちなみに私のところは、マークシート式で、外部に依頼して問題を作成してもらっています。
また、小論文、実技試験、口述試験の有無も消防本部によって異なります。
昇任試験以外にも救助隊になるために、救助隊になる資格があるか見極める試験があったりもします。
昇任試験について、所属の形式にあった勉強をする必要があります。
昇任試験の問題は?

昇任試験の問題についてお話します。
基本的には消防に関する全分野が試験の範囲となります。
地方公務員法なども昇任試験に出てくる範囲となります。
ですが!!
問題の内容としては、基本的に全分野幅広く出題されますが、予防に関する問題が多い傾向にあると思います。
日頃の業務だけでは、昇任試験の問題は解けるものではありません。
昇任試験の対策なしで試験に合格できる程、簡単な試験ではないでしょう。
試験範囲も幅広く勉強するにもどこから手を付ければいいか分かりませんよね。
昇任試験の対策として、問題集を繰り返し解くことが1番の対策となるでしょう。
消防の昇任試験の対策ができる問題集って種類が少ないないですよね・・・。
オススメは、この問題集です。
私自身、使用していたことも理由の一つですが問題数の多さと各分野ごとに分かれており勉強がしやすいことがオススメの理由ですね。
範囲が広く専門外の問題もあり難しいと感じるかと思いますが、解いて覚えるしかありませんので問題集の周回が合格への道だと思います。
私の消防本部では、マークシート式の筆記試験と口述試験のみで小論文や実技試験はなく、機関員試験等は、昇任試験とは別で実施されています。
試験の形式は消防本部によって異なります。
他所の消防本部と試験の違いはあるが、消防本部に勤めている予防課職員でも指令課職員でも救急隊員でも試験の内容は同じです。
つまり、予防課職員、指令課職員、救急隊員と業務内容は違いますが、同じ内容の試験を受けます。
不得意分野もあるでしょうが、頑張りましょう!!
昇任するメリットとデメリット
昇任するメリットとデメリットについてお話します。
まずは、昇任するメリットについてお伝えします。
1 給料が上がる!
2 責任のある業務が増える!
階級が上がれば、給料も上がります。
また、責任のある立場で仕事を行うことになり、やりがいも感じられると思います。
では、デメリットについてお話していきます。
1 責任が増える!
2 現場で活動できない可能性がある!
階級が上がれば、もちろん責任も大きくなります。
消防本部によっては、ある一定の階級になると現場で活動できなくなる場合があります。
そのため、あえて昇任試験を受けない職員も一定数います。
まとめ
今回は、消防士の昇任試験についてお話しました。
全員が昇任試験を受ける訳でもありません。
あえて、昇任試験を受けない人もいます。
まとめです。
昇任試験の内容は、消防本部によって大きく異なる。
試験範囲が広いので、対策は必ず必要!問題集の周回がオススメ!!
一応、消防副士長・消防士長と合格しているので少しでも参考になればと思います・・・。
以上です。
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