こんにちはFP消防士です。
今回は、消防採用試験の体力試験対策についてお話します。
この記事は
消防採用試験の体力試験って重要なの？
体力試験を詳しく知りたい。
このような人向けの記事となっています。
では、体力試験編を解説していきます。
結論
消防士は過酷な現場で人々を助ける仕事だから体力試験は重要視されていて当然だ。
と思われるかもしれませんが、実はそうでもないようです。
では、結論から
消防本部によって体力試験の重要度合いが違う
体力試験には基準がある
記録も大事だが諦めない気持ちが1番大事
どうゆうこと？と思いますよね。
体力試験を重要視している消防本部と、そこまで重要視していない消防本部があると言うことです。
自分が受ける消防本部が採用試験の体力試験をそれだけ重要視しているか分かりませんよね？
実際のところ、『体力試験を重要視しています。』とホームページに記載してる消防本部もあります。
また、『消防職員として必要な体力を有していること』とだけ記載されていたりもします。
消防士として必要な体力ってどのくらい？
と思いますね。
結局、体力試験を重要視しているのかどうか分からないことが多いので、一生懸命取り組むことが大事です。
消防本部によって体力試験の重要度が違う
消防採用試験の体力試験が気になっている方は、色々調べていると思います。
その中で、『体力試験はそこまで重要視されていない、面接が重要視されている』という記事もありますが、確かにそのような消防本部もあります。
ただ、そうではない消防本部もあることを理解しておいてください。
自治体によって消防本部の特性が全く違います。
他消防本部との会話で
A君 『救助技術訓練の種目は何してる？』
B君 『希望性だから自分はしてないよ。』
A君 『うちの本部は、若手は全員強制参加だよ。』
みたいなことは普通にあります。
仕事内容は同じでも消防本部が違えば全く別ものと考えてください。
ですから、一概に体力試験より面接試験の方が重要視されているとは言えないのです。
体力試験も一生懸命頑張る、全力を出し切ることが重要です。
採用試験で受かったら約半年間は、消防学校に入校します。
そこでは、基本訓練、部隊訓練を1日中行います。なので体力は付けて行った方が良いです。
体力試験には基準がある
体力試験には基準があり、東京消防庁をはじめ、多数の消防本部では体力試験の基準として文部科学省が出している『新体力テスト実施要領』を参考にしています。
簡単にまとめると以下の通りです。
握力
握力は握力計を使って測定します。
直立姿勢で握力計を握り、人差し指の第二関節が90度になるように調整します。
上体起こし
上体起こしは腹筋のことです。腕は胸の前で組み30秒間の間に何回できるかカウントします。
長座体前屈
体の柔軟性を見る内容です。
壁に背中をつけ、両肘を伸ばしたまま箱に両手をつけます。両手を箱から離さないように、ゆっくり前屈して箱を真っ直ぐ前方に遠くまで滑らせます。
反復横とび
中央ラインをまたいで立ちます。左右のラインをサイドステップで越すか触れるまでを２０秒の間に繰り返し行います。それぞれのラインを通過するごとに1回です。
20mシャトルラン
20m間を音楽に合わせて、往復します。音楽のリズムはだんだん速くなり、音楽についていけなくなり2回連続でライン到達できなかったら終了です。
音楽に合わせて走りましょう。音楽より速く走ると疲れすくなります。
また折り返し地点では、急に折り返さないようにしましょう。
立ち幅とび
つま先が踏み切り線の前端に揃うように立ち、両足で同時に踏み切り距離を計測します。
点数
以上の項目を計測し、得点を出します。
項目別得点表は以下の通りです。
出典 文部科学省
総合評価でA評価を出せるようトレーニングに励んでください。
また、体力試験の種目は自治体によって異なります。自分が受ける自治体をご確認ください。
ただ、この新体力テスト実施要領でA評価なら、問題ないと思います。
体力に自信がある人も油断はせずに、継続してトレーニングを行いましょう。
諦めない気持ちが大事
体力試験では、運動神経が良い人が注目されます。
ですが、試験官は他にも注目して見ていることがあります。
それは、『１回でも多く記録を伸ばそう、1秒でも速く走ろう。』このように諦めずに取り組むことができる人を見ています。
消防の仕事の中で諦めない心はとても重要です。
『きつい 疲れた もうだめだでは 他人の命は救えない』
このような言葉があるように決して諦めないぞという気持ちで臨みましょう。
そのような姿を見せることで、試験官の印象も好印象で残ることでしょう。
まとめ
今回は、体力試験対策という記事でしたが、トレーニング要領というよりかは採点事情の話でした。
まとめです。
体力試験の重要度は消防本部によって異なるため、全力を尽くした方が良い
何よりも諦めない気持ちが重要
少しでも、皆さんの参考になればと思います。
以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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