消防士の休憩時間はいつ?? 何時から何時までが休憩時間なのか?

消防士

こんにちはFP消防士です。

今回は、消防士の休憩時間についてのお話です。

24時間勤務をする中で、24時間働き放しということはありません。

ですが、休憩時間であろうと出動要請があれば現場に向かわなければなりません。

この記事は

消防士に休憩時間はあるの?

休憩時間に出動があった場合はどうなるの?

このような事が知りたい人向けの内容となっています。

結論

今回は、消防士の休憩時間についてのお話しです。

24時間勤務している消防士の方はいつ休憩をしているのでしょうか??

ぶっちゃけ、休憩時間は設けられてはいますが出動等があれば、そんなのは関係ありません。

ですが、条例で休憩時間はしっかり定められています。

消防士の休憩時間は条例で定められている。

休憩時間に出動があった際には、繰上げ繰下げて休息を取る。

では、このことについて解説していきます。

消防士の休憩時間

消防士は24時間勤務で日夜出動に備えています。

この24時間中、ずっと勤務という訳ではなく休憩時間があります。

ですが、忙しい署になれば休憩時間もあってないようなものです。

出動が多すぎて、昼ごはんが夜ごはんの時間に・・・。

みたいなことも普通にありますからね。

では、消防士の休憩時間について解説していきます。

どこの消防本部も似たような時間が休憩時間になってますので、参考にしていただければと思います。

基本的に24時間勤務は、8時30分から翌日の8時30分までが勤務時間となっています。

この勤務時間中の休憩時間として、8時30分から17時15分までの間に1時間、17時15分から翌日の6時45分までの間に7時間30分が休憩時間となっています。

8時30分から17時15分までの間に1時間の休憩時間は、昼食時間に設けられます。

12時から13時までの1時間が休憩時間となっている消防本部がほとんどだと思います。

17時15分から翌日の6時45分までの間に7時間30分が休憩時間になっていますが、この7時間30分には仮眠時間も含まれています。

この7時間30分の休憩時間の時間配分は、消防本部によって異なります。

夕食時間に設けられている時間が1時間であったり1時間30分であったりとまちまちです。

仮眠時間は、22時からの消防本部が多い印象ですね。

起床時間は、5時であったり6時であったり消防本部によって差があります。

この起床時間も休憩時間の配分によって変わりますね。

休憩時間に出動があったら??

24時間勤務中で出動はいつあるか分かりません。

休憩時間に出動しなければならい場面がもちろんあります。

このような場合、休憩時間はどうなるか??

これについて解説していきます。

休憩時間は条例で定められていますが、この休憩時間中に出動があった場合に休憩時間は無くなってしまうのか??

これは、休憩時間の繰上げ繰り下げによって対応しています。

例えば、昼休憩時間に救急出動要請があり、署に帰ってきた頃には昼休憩の時間が終わっていたとします。

この救急隊は、救急出動により昼休憩時間を確保することができなかったので休憩時間の繰り下げにより署に帰ってきたところから休憩時間となります。

この間は、勤務時間でなく休憩時間の繰り下げとして扱われます。

この休憩時間の繰上げ繰り下げは1当直に限り有効で、次の勤務に持ち越すことはできません。

なので、休憩時間として取得できなかった時間分は時間外手当の扱いとなります。

平成15年11月に「消防職員の勤務時間等の適正な管理と運用について(通知)」という文書が都道府県消防主管部長宛に通知が出されていますので興味がある方は、読んでみて下さい。

忙しい署になれば、休憩時間はあってないようなものですが・・・。

簡単にまとめると、休憩時間中に出動等により休憩時間を確保できなかった場合は、休憩時間の繰上げや繰り下げにより対応し、それでも対応しきれない分の時間は時間外手当として扱われるということです。

24時間勤務の中では、いつ出動があるかわからないので休める時に休むのが大事ですね。

ですが、もちろん出動が少ない署もあります。

このような署は、勤務時間中に事務処理や訓練をして、休憩時間はしっかり休んでと時間通りな消防署も少なからず存在します。

休憩時間の過ごし方

休憩時間は、昼食や夕食と食事の時間に使われますが、余った時間は何をしているのか?

これは、人それぞれです。

本部職員の中には、日中は事務作業がメインなので筋トレをしている人もいますし、読書をしていたり、スマホをいじっていたり、昼寝をしていたりと様々ですね。

休憩時間なので、好きに過ごしていいと思います。

ただ、要請があれば出動しなければならないので、すぐ出動できるように準備はしてあります。

過去に経験した中でお話しすると風呂の最中に出動要請があり、体を綺麗に拭く時間はないのでビチョビチョのまま活動服を着て出動したり、昼食のカップラーメンにお湯を入れた瞬間に出動要請があったりと・・・。

ちなみに24時間勤務している職員は、勤務時間中に職場から離れることができません。

なぜなら、出動の際に遅延してしまうからです。

24時間は消防署に拘束されますので、出勤の際に必要なものは忘れずに準備しておく必要があります。

まとめ

今回は、消防士の休憩時間についてのお話しでした。

24時間の勤務の中で休憩時間はイメージがつきにくいと思います。

まとめです。

24時間勤務の中で休憩時間は8時間30分確保されている。

休憩時間に出動等があれば、基本的には休憩時間の繰上げ繰り下げで対応する。

常に出動に備えており、完全に休まる時間はありませんが休める時に休んどく事が大事だと思います。

24時間ぶっ続けで仕事するのは困難ですからね。

以上です。

『FP消防士ブログ』運営者:FP消防士

高校卒業後、すぐに地方の消防本部に採用されたアラサー消防士。消防隊、救急隊、特別救助隊に配属経験があります。

消防関係や公務員目線の家計管理に関する情報を発信しています。

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