モデルハウスは住宅ローン控除の対象になるのか??

こんにちはFP消防士です。

今回は、モデルハウスの住宅ローン控除についてのお話しです。

家を建てたら住宅ローン控除を活用することができますが、モデルハウスの場合はどうでしょうか?

この記事は

モデルハウスを購入した場合の住宅ローン控除は適用できるのか?

モデルハウスの場合、住宅ローン控除は新築扱い??

このような事が知りたい人向けの内容となっています。

結論

モデルハウスを購入した場合は、住宅ローン控除を適用できるのか?

モデルハウスでも住宅ローン控除は適用される!

ですが、住宅ローン控除が適用されない場合もあるので注意が必要です。

では、住宅ローン控除について解説していきます。

住宅ローン控除とは?

住宅ローン控除とは何か?

住宅ローン控除は、正式には『住宅借入金等特別控除』と言います。

銀行等で住宅ローンを利用して、マイホームを購入した際に一定の条件に当てはまれば、活用できる制度のことで、所得税の税額控除を受ける事ができます。

住宅ローン控除は、最大13年間に渡り住宅ローン残高の0.7%を所得税から控除できる制度となっており、所得税から控除できなかった分の関しては、翌年の住民税から控除されます。

住宅ローン控除は、一定の条件に当てはまれば活用できる制度です。

では、一定の条件とはどのようなものでしょうか??

環境に優しい住宅、省エネ住宅等の条件を満たさないと住宅ローン控除の対象となりません。

具体的にはどのような住宅が対象になるのでしょうか?

住宅ローンの対象となる住宅

住宅ローン控除の対象となる住宅には環境に優しい、省エネと言った条件があります。

どのような住宅がこれらに当てはまるのか見ていきましょう。

長期優良住宅

長期優良住宅とは、長期の間、良好な状態で使用するために、構造や設備に一定の基準を満たした住宅のことで、劣化対策・耐震性・省エネ等の設定基準があり、これらの基準を満たした住宅を言います。

低炭素住宅

低炭素住宅は、二酸化炭素の排出を抑制する設備等が使用されており、環境に優しい住宅となっています。

再生可能エネルギーの利用設備の導入・断熱性能の向上等の基準を満たす必要があります。

ZEH水準省エネ住宅

ZEH水準省エネ住宅とは、断熱性能と一次エネルギー消費量の基準を満たす省エネ住宅のことを言います。

ちなみにZEH住宅は、太陽光発電等で再生可能エネルギーを活用して年間のエネルギー消費量をゼロを目指した住宅のことです。

このZEH基準の水準に合わせた住宅をZEH水準所エネ住宅と言います。

ZEH水準省エネ住宅では太陽光発電等の設置の必要はありません。

省エネ基準適合住宅

省エネ基準適合住宅とは、建築物省エネ法の省エネ性能の基準を満たした住宅のことを言います。

断熱性能や一次エネルギー消費量等の一定の基準を満たしている必要があります。

2024年の住宅ローン控除限度額

住宅ローン控除の対象となる住宅をお話しましたが、借入限度額には違いがあります。

新築・買取再販住宅

どの住宅性能でも控除期間は13年間、控除率は0.7%となっています。

長期優良住宅・低炭素住宅

借入限度額

子育て世帯・若者夫婦世帯・・・5,000万円

その他・・・4,500万円

ZEH水準省エネ住宅

借入限度額

子育て世帯・若者夫婦世帯・・・4,500万円

その他・・・3,500万円

省エネ基準適合住宅

借入限度額

子育て世帯・若者夫婦世帯・・・4,000万円

その他・・・3,000万円

既存住宅

どの住宅性能でも控除期間は10年間、控除率は0.7%となっています。

長期優良住宅・低炭素住宅・ZEH水準省エネ住宅・省エネ基準適合住宅

借入限度額

3,000万円

その他の住宅

借入限度額

2,000万円

住宅ローン控除の適用条件

住宅ローン控除の適用条件については、上記の住宅性能以外にも共通条件としていくつかあります。

・住宅ローンの返済期間が10年以上あること。

・自ら居住していること。

・床面積が50㎡以上であること。

・引き渡し、工事完了から6ヶ月以内に入居していること。

・居住割合が1/2以上あること。

・合計所得金額が2,000万円以下であること。

これらの条件を満たして、住宅ローン控除を活用できます。

モデルハウスの場合は?

では、モデルハウスの場合には住宅ローン控除は活用できるのでしょうか?

先程からお話している、環境に優しい省エネ住宅であればモデルハウスでも住宅ローン控除を活用できます。

ここで、問題になるのはモデルハウスは新築扱いになるのかどうか?

住宅ローン控除に関しては、購入を考えているモデルハウスが誰も入居していない場合であれば新築扱いなります。

住宅ローン控除の区分で新築か中古かの判断の基準として、建物謄本で確認するみたいです。

所有権保存登記されているので、未入居のモデルハウスでは最初の所有者ということになり住宅ローン控除では新築扱いになるとのことでした。

モデルハウスの場合は、ここを確認する必要がありますね。

基本的にハウスメーカーから購入した未入居のモデルハウスでは、住宅ローン控除では新築扱いとなり控除期間は13年間ということになります。

まとめ

今回は、モデルハウスを購入した際に住宅ローン控除は適用できるかについて解説してきました。

住宅ローン控除が活用できるなら使いたい制度ですよね。

モデルハウスでも活用できる制度ですのでご安心ください!

まとめです。

未入居のモデルハウスは新築扱いでの住宅ローン控除の対象となる。

この件について私も調べましたが、納得いく答えがなかなか見つかりませんでした。

少しでも参考になればと思います。

以上です。

『FP消防士ブログ』運営者:FP消防士

高校卒業後、すぐに地方の消防本部に採用されたアラサー消防士。消防隊、救急隊、特別救助隊に配属経験があります。

消防関係や公務員目線の家計管理に関する情報を発信しています。

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