rescueDAYS.JP(レスキューデイズ)に参加にしてきた感想! 交通救助を知りたいなら参加した方が良い?

消防士

こんにちはFP消防士です。

今回はrescue DAYS(レスキューデイズ)という交通救助の講習会行ったお話になります。

参加したのが数年前にはなりますが車両破壊の知識や技術は、この講習会で深まりました。

この記事は

resueDAYS.JPとはどのような講習会なのか?

resueDAYS.JPの講習会に参加してきた感想について。

このような事が知りたい人向けの内容となっています。

結論

rescueDAYS(レスキューデイズ)とはどのような講習会なのか解説していきます。

このレスキュー訓練イベントは、船山株式会社が主催しておりドイツに本社があるWEBER RESCUE SYSTEMSの資機材を使用し、交通救助訓練を行う講習会となっています。

大規模な交通救助訓練を行える講習会!

ヨーロッパの交通救助技術について学ぶ事ができ、救助プランの選択肢増える

このことについて詳しくお話していきます。

rescueDAYS(レスキューデイズ)とは?

船山株式会社が主催している交通救助の講習会で、WEBER社のインストラクターが救助方法や救助要領を学ぶ事ができる講習会です。

私が参加した時の会場は新潟県長岡市で開催されていました。

防災関連の展示ブースもあり、訓練見学者も多くおり小雨が降る中でしたが盛り上がっていました。

この講習会は3日間開催され、この3日間で破壊される車両の数は70〜80台!!

講習会自体は3日間開催されますが、実際に訓練に参加するのは1日間です。

訓練参加者は10名程度の班ごとに分かれて訓練を行いました。

訓練ブースが3つあり、ブースごとに各インストラクターの元で様々な救助方法や救助要領について学びます。

この3つのブースを班ごとに周って、1ブース約1時間30分の時間が設けられており、みっちり車両破壊を行います。

大まかなスケジュールは以下のとおりです。

8時40分〜

救助理論についての座学です。

交通救助に必要な知識や技術を座学で学びます。

WEBER社の油圧資機材の取り扱い説明がありました。

他のメーカーの油圧資機材と取り扱い自体は大きく変わるものはないので、所属にWEBERが配備されていない方でも説明を聞くだけで十分取り扱えると思います。

10時30分〜

二酸化炭素消火器を使用してのエンジン停止の実演や車両の固定要領等を行いました。

12時00分〜

昼食の時間です!

炊き出しがあったり、缶詰の災害時を意識した昼食となっていました。

13時00分〜

車両のドア開放要領や、ラムシリンダーを使用しての車内を広げる要領等を行いました。

その他にも横転している車両や、交通事故を想定した配置置かれている車両等

14時50分〜

車両破壊を徹底的に行いました!

バックボードの差し込み要領や、車両のどこを壊せば広い活動スペースを確保できるのか等インストラクターの方から説明がありました。

このような事を1日で学びます。

思う存分車両を破壊する事ができます。

rescueDAYS(レスキューデイズ)を受けた感想!

先程もお話しましたが、破壊車両が70台〜80台程度あり規模が大きすぎて圧巻でした。

世界各国でもrescueDAYS(レスキューデイズ)は開催されており、日本ではこのrescueDAYS.JPが年に一度開催されています。

このような大規模な訓練を行える環境は、全国でもrescueDAYS(レスキューデイズ)だけだと思います。

PPEは防火服、ケブラー手袋、ヘルメット、ゴーグルで訓練に参加しました。

実際の現場であれば、防塵マスクも必要ですね。

各ブースごとに訓練の内容が異なり、それぞれのインストラクターの方が説明から実技まで担当してくださるのですが、インストラクターはドイツ人の方が多くの通訳を通して説明が行われました。

このような環境で訓練することがなかったので新鮮でした!

実際に車両を破壊して交通救助の訓練することは所属では頻繁に行えませんよね?

油圧資機材のカッター、スプレッダー、ラムシリンダーを実際に取り扱い訓練する機会は少ないですよね。

車両のどこに当てればスムーズに切れるのか?また、広げることはできるのか?

早いスピードでスプレッダーを開放すると、車のボディが擦れてブレードが噛みにくくなり滑りやすく有効に開放することができなくなります。

このようなことは、実際に車両を使った訓練でないと分からない事ですよね。

知識として知っているのと一回でもいいから経験するのとでは大きな違いです。

この訓練で経験したことは、私にとって大きなスキル向上となりました。

参加した時期が11月だったので少し寒い季節でしたが、とても有意義なものとなりました。

このrescueDAYS(レスキューデイズ)で知った言葉があります。

これは、若手に交通救助の初動対応を教える際に教えています。

語呂合わせなのですが、「再延焼は✖️」という言葉です。

再(サイ)・・・サイドブレーキの確認

延(エン)・・・エンジン停止

焼(ショウ)・・消火器の準備

は(ハ)・・・歯止めの設定

✖️(バツ)・・バッテリーアウト

これ、覚えやすくていいですよね!

電動パワーシートであれば、座席を下げれば挟まれが解除できたかもしれない等あるのでバッテリーアウトも注意が必要ですね。

まとめ

今回はrescueDAYS(レスキューデイズ)に参加してきた感想についてお話しました。

交通救助は件数も比較的多いと思いますので、知識や技術は即必要となる場面も多くあると思います。

規模も大きく、展示ブース等もあり1日中楽しめる訓練となっています。

まとめです。

これから交通救助に関して知識や技術を深めたい方はオススメの訓練

交通救助に関して所属では経験できない規模のことが多く、色んなパターンを想定して訓練できる

研修会等にいくつか参加してきましたが、個人的には上位に入る楽しさでした。

以上です。

『FP消防士ブログ』運営者:FP消防士

高校卒業後、すぐに地方の消防本部に採用されたアラサー消防士。消防隊、救急隊、特別救助隊に配属経験があります。

消防関係や公務員目線の家計管理に関する情報を発信しています。

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