こんにちはFP消防士です。
今回は、Rescue3社のSRT-1を受講した時の感想や講習内容についてお話します。
SRT-1の講習を受けたのが、少し前になるので若干の知識や手技の変化はあると思いますが、講習内容まではそこまで変わっていないと思います。
この記事は
Rescue3社のSRT-1はどんな講習で、受ける必要がある?
この講習受けたいけど、どうすればいいの??
このようなことが知りたい人向けの内容となっています。
結論
私が以前受講したSRT-1の感想をお話したいと思います。
SRT -1は急流救助の知識や技術を学ぶ講習会。
管内に急流がなくても必要な知識。
このことについて詳しく解説していきたいと思います。
PFDを装備してはいますが泳げない人は、少しキツイ講習会になると思います。
SRT -1とは?
SRT -1とはスイフトウォーターレスキューテクニシャンレベル1の略称です。
これは、急流における救助活動及び急流に関する知識を学ぶ講習会となっています。
基本的な泳法やロープレスキューを実際に川で行います。
消防以外にもウォータースポーツに従事する方も受講しています。
講習内容
私が受けた時と変更はないと思いますが、講習期間は3日間でした。
初日は座学メインでした。
安全管理、指揮統制、急流に関する知識、ロープテクニックなどを学びます。
ロープレスキューの知識も必要となるので、先にTRR-Tの講習を受けた方がスムーズかと思います。
急流に関する知識としてエディ、バックウォッシュ、ホワイトウォーターなど知らない言葉が沢山ありました。
これらの知識は把握しておかないと実際に救助活動を行うのは危険です。
2日目と3日目は実技です。
浅瀬横断、スローバックレスキュー、ライブベイトによるレスキューなどがメインです。
ライブベイトレスキューは、簡単に言うと溺者を泳いで救助する方法になります。
スローバックレスキューやライブベイトレスキューの講習を受ける前にインストラクターの方が
「では、要救助者を助けてください!」
お手伝いに来ていたSRT- 1講習修了者の方が要救助者役として川の中にスタンバイしていました。
もう、要救助者役が上手くて上手くて!!
名演技ですよ!
かなり沈められましたね!!
めーっちゃ川の水飲みましたね。
受講者全員、溺れかけてましたね・・・。
でも、実際はこのような感じだと思いますし、しっかりと認識した上で活動をしないといけないですね。
この講習会を修了すると国際認定資格証とワッペンがもらえます。
調べたところ講習料金は49,000円でした。
開催場所もいくつかブロック分けされており、近場での受講が可能となっています。
北海道・東北地区
関東・上越地区
中部・北陸地区
関西地区
中国・四国・九州地区
5つのブロックに分かれていました。
SRT -1は比較的に講習回数が多いですね。
PPE
急流救助に必要なものは
ヘルメット(水抜き穴があるもの)、ウェットスーツ、シューズ、PFD、スローバックが必要です。
私は所属のものをお借りして、非番日に自費で行ってまいりました!
スローバックとPFDは講習会用のものをお借りました。
この、講習会受けてMYスローバックを購入しましたが、まだ現場で使用しておりません。
SRT- 1を受けた感想
私の管轄地域には川はありますが、急流と呼ばれるまでの川はありません。
どちらかというと川幅が比較的広い川が多いです。
なので、急流がないのに急流救助の知識って必要なの??
と思われる方もいらっしゃるのでないでしょうか。
SRT- 1で学ぶものは急流に関する知識と急流救助に関する知識です。
これらの知識は急流以外でも必要となるケースがあります。
それは、洪水です。
洪水時は普段の町が急流と同じ状況になり、このような場合に急流の知識が必要となります。
そのため、急流がないからと言って知識や技術を身につけないのは違うと思います。
また、急流救助と潜水救助とでは違いがあります。
それは動水圧の有無の違いです。
急流なので水の流れがあり、水の圧力は予想より大きなものです。
実際の講習で動水圧の凄さを体感しました。
本や動画で見るより、実際に身を持って体験するのは全然違いますからね。
また、私が講習を受けた時のメンバーは今でも連絡が取れる仲です。
講習会などに行くとよく顔を合わせるメンバーで知識や技術も凄く尊敬しています。
困ったことがあれば、すぐ聞ける他消防本部の方々がいること!これが凄い助かっています。
まとめ
今回は、SRT-1の講習を受けてきた感想についてお話しました。
勤務で訓練するのは難しいですし、管轄地域に急流が無ければ尚更です。
でも、知らないといけない知識ですよね。
公費で行ける環境を作りや、組織にこのような情報を伝える力をより発展させていきたいですね。
まとめです。
急流がなくても急流救助の知識は必要!!
動水圧を考慮しないといけない。
皆さんもSRT- 1を受けてみてはいかがですか?
以上です。
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