Rescue3社のTRRーTを受けてきた感想! ロープレスキューは必須スキル!

消防士

こんにちはFP消防士です。

今回は、Rescue3社のTRRーTを受講した時の感想であったり、講習内容をお話します。

TRR-Tを受けたのが、少し前になるので現在とは資機材やシステムなど若干変化はあると思いますが、講習内容までは変わっていないと思います。

この記事は

Rescue3社のTRRーTはどんな講習で、受ける必要がある?

この講習受けたいけど、どうすればいいの??

このようなことが知りたい人向けの内容となっています。

結論

今回は、以前私が受講したTRR-Tの講習会について自分なりの感想をお伝えします。

これからロープレスキューについて学びたいのであれば受ける価値あり!

ロープレスキューの知識は必ず必要になってくる!

ロープレスキューの知識はこれからマストになってくると思います。

田舎こそ知っておくべきだと思います。

私もなんやかんやしていますが、組織全体に浸透させるのは難しいですね。

TRRーTとは何か?

これは、テクニカルロープレスキュー:テクニシャンレベルの略称です。

消防学校では三つ打ちロープがメインだと思いますが、これはザイルロープやスタティックロープと言われるロープを使用して、救助を行います。

このロープは、カーンマントル構造と言うものになっており内芯と外皮で構成されているロープです。

後は、各デバイスを使用し、システムを作り救助を行います。

これらの基礎を学び、実技で訓練を行いロープレスキューの技術の習熟を図る講習会となっています。

講習内容

私が受けた時と変更はないと思いますが、講習期間は3日間でした。

初日は座学メインでした。

安全管理や指揮統制、ロープレスキューに関する知識などを学びます。

その後に、結索訓練をしたと思います。

うろ覚えですが、基本的なフィギアエイト、ブーリン、フィッシャーマンズノットとかだったと思います。

2日目と3日目は実技です。

各種結索から資器材の取り扱い要領、チームレスキュー訓練などがメインです。

システムなども私が受けた頃に比べると変化があり、私も随時アップデートが必要だと感じました。

この講習会を修了すると国際認定資格証とワッペンがもらえます。

調べたところ講習料金は54,000円でした。

開催場所もいくつかブロック分けされており、近場での受講が可能となっています。

北海道・東北地区

関東・上越地区

中部・北陸地区

関西地区

中国・四国・九州地区

5つのブロックに分かれていました。

ロープレスキューを学び、旅行がてらに講習会も良いのでは?

TRRーTを受けた感想

私が受講したときは自分も救助隊に配属されていたことから、ある程度は知識のある状態で受講しました。

ただ、使用したことない資器材もいくつかあり、「こんな便利な資器材もあるんだ!」と思ったことを覚えています。

自分の所属にない資器材の取り扱いは分かりませんよね。

私は、このTRRーTの講習会を受講して知識はもちろんですが、同じロープレスキューに興味がある同業者と繋がれたのも大きな収穫でした!!

ある程度、ロープに詳しい方なら物足りない講習会になると思います。

これからロープレスキューについて学びたい人にとっては良い講習会だと思います。

ロープレスキューについて

私的には、ロープを使用する救助プランを考える時に三つ打ちロープよりザイルロープを選定する場面が多いのではないかなと思っています。

三つ打ちロープで救助を行う場面もありますが、あまりメリットを感じないというか・・・。

もちろん、救助科では三つ打ちロープを使用する救助がメインでした。

現場の状況、保有資器材、隊員の習熟度など全てをお考慮して救助プランを選定しないといけないので一概には言えませんが、総合的に見ると私個人的には三つ打ちロープのメリットが低いと思います。

三つ打ちロープの選定理由が低いわけはいくつかあるのですが。

一つ目は「安全面」です。

三つ打ちロープでの肩確保や腰確保はどう感じられますか?

衝撃過重、止められますか??

二つ目「システム設定の手間」です。

現場の状況であったり、保有資機材により一概には言えませんが、三つ打ちロープでシステム組むのとザイルロープでシステム組むのでは時間的な相違はあまりないです。

三つ打ちロープをダブルにして、絡まらないように・・・ってする必要がないのがザイルロープです。

ロープバッグから出すだけで、救助に使えるので時間的アドバンテージもあります。

シンプルに設定することで、時短にも繋がります。

三つ目「効率が良い」

要救助者を崖下などから引き揚げる場合に、ザイルロープの方が伸びにくいので三つ打ちロープより効率良く引き揚げることができます。

四つ目「誰でもできる」

三つ打ちロープの確保で考えてみてください。

ザイルロープなら力に自信がない人、女性であってもデバイスさえ使えれば誰でも救助できます。

引けなければ倍力を増やせばいいですし、資器材さえ使えればなんとかなります。

このことから、三つ打ちロープあんまりメリットないよねと思っています。

三つ打ちロープいらないとまでは思いませんが、ただ、周りの消防本部や署では

「三つ打ちロープ全く使わないですよ!ザイルロープあるんで!」

みたいなところも実際にありますし、私はそれでもいいんですけどね。

ですが、橋Ch’iaoやGrimpDayに出場された方々とトレーニングしていましたが、レベルが違いますね。

上には上がいますね。

まとめ

今回は、TRRーTの講習会を受けてきた感想をお話しました。

最近では、ビルや橋の点検業者でロープを使うところも増えてきています。

ピックオフできますか??

実際に想定される現場のシチュエーションですよね?

まとめです。

ロープレスキューの知識は必須レベル!!

基礎を覚えてしまえば後は簡単

一度、ロープレスキューの講習会やトレーニングに参加してみてはどうですか?

以上です。

『FP消防士ブログ』運営者:FP消防士

高校卒業後、すぐに地方の消防本部に採用されたアラサー消防士。消防隊、救急隊、特別救助隊に配属経験があります。

消防関係や公務員目線の家計管理に関する情報を発信しています。

消防士
FP消防士をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました