防火服に装備している必要最小限の個人装備を紹介! 火災現場で便利なアイテム!!

消防士

こんにちはFP消防士です。

今回は、私が防火服に装備している個人装備品について紹介します。

この記事は

防火服に装備している個人装備品はどんなものがある?

便利な個人装備品はある?

このような事が知りたい人向けの内容となっています。

では、実際に私が装備している個人装備品を紹介していきます。

結論

私の防火服に装備している個人装備品を紹介していきます。

テープスリング

ホース漏水め 応急バンド

ドアストッパー

レスキューアッキス(弁慶)

これらを個人装備として、防火服に装備しています。

なぜ、このような装備品なのかも個人的な意見も踏まえて紹介していきます。

安全帯、防火フードについては、貸与品で装備されていますので今回は紹介しません。

私の消防本部ではリール式の安全帯が採用されています。

FFSの対応など考えると、あまりジャラジャラしたくなくて最小限にしています。

テープスリング

テープスリングの60センチと120センチを装備しています。

結構、使い込んでるので汚れているのはご勘弁ください。

この、テープスリングは使い勝手が良く重宝しています。

テープスリングは、3つ打ちロープより持ち運びしやすく、強度も高いし、何より使いやすいです。

具体的にどのように使うかというと、実際に現場で活用した例をいくつか紹介します。

ロープレスキュー時の支点作成。

2階などの高所からの放水時のホースのずれ落ち防止のためにホースに結索する場合。

バスケット担架に要救助者を収容し、救急車までの搬送距離が遠い場合にバスケット担架の端にテープスリングを通し、このテープスリングを腰の安全帯に付けたり、肩にかけて搬送することで腕への負担軽減のため搬送資機材として使用する場合。

他にも使用方法はいくつもあり、訓練で使用したケースは、屋内進入をして仲間が倒れた場合に呼吸器の間にテープスリングを通して救出するために使用したり、応急はしごの三重もやい結索の代わりにテープスリングを使用したりと、とても便利な個人装備です。

値段もそこまで高くないので、何本か持っておいて損はないと思います。

ホース漏水止め バンド

こちらも、使い込んでるため汚れていますがご了承ください。

これは、名前のとおりホースが破れて水が噴き出した時に応急的に水漏れを防ぐためのものになります。

このホースバンド、消防車両に積載されていると思います。

火災現場や訓練時にホースが破れそこから水が噴き出すことがたまにありますよね。

ホースの経年劣化であったり、ホースを引きずってしまい破れるケースがほとんどです。

ホースが破れ水が噴き出しているのを見つけたら、すぐに対応できるよう防火服のポケットに常備しています。

私の消防本部の場合は、車両に積載してありますが持ち歩くことはないため、ホースが破れ水が噴き出しているのを見つけたら車両まで取りに行かなければなりません。

ホースを何十本と延長していれば、車両まで取りに行くのに時間もかかります。

その間、水も噴き出し続けていますので破れ具合によりますが筒先の水量も変化します。

屋内進入中とあれば尚更、早急な対応を求められるのは当然ですよね。

そのため、個人装備として防火服のポケットに常備してあります。

ドアストッパー

これ、ご存知ですか?

ドアの開閉をコントロールできる資機材で、ドアを90度に開いた状態で確保できます。

ドアに対して3箇所のいずれかに設定し、使用します。

ドアの上部や、中部のヒンジ部分、ドアの下部に設定しドアを開いた状態をキープできます。

ドアの開放角度を調整することも可能で、ホースの幅だけ開放した状態でキープすることもでき便利な個人装備となっています。

また、耐衝撃性や耐熱性に優れており、カラーバリエーションも豊富です。

個人装備として持っておいても良いかと思います。

レスキューアッキス

これが、レスキューアッキスになります。弁慶と言われるものですね。

車両には積載されていますが、個人装備として保有している人は少ないのではないでしょうか?

ちょっとした破壊行為に役に立ちます。

このレスキューアッキスはピック状のトビ、オノ刃、ノコ刃、ハンマー、バール、ガス状スパナの機能が付いており多機能です。

現場で使用した感じ、ガラス、トタンは容易に破壊可能で、頑丈なので刃こぼれもしませんでした。

いい感じの重量感で、使いやいです。

少し値段も高いのですが、値段に見合った機能だと思います。

まとめ

今回は、私が防火服に装備している個人装備を紹介しました。

防火服の個人装備は厳選して必要最小限にしています。

屋内進入時に引っかかるのを防ぐために、ジャラジャラ付けずに基本的にはポケットに収納しています。

まとめです。

自分の活動にあった個人装備を選ぶ。

個人装備次第で自分の活動が楽になる。

個人装備が充実していれば活動も安心して行えます。

自分だけの防火服をカスタムしてみましょう。

以上です。

『FP消防士ブログ』運営者:FP消防士

高校卒業後、すぐに地方の消防本部に採用されたアラサー消防士。消防隊、救急隊、特別救助隊に配属経験があります。

消防関係や公務員目線の家計管理に関する情報を発信しています。

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