こんにちはFP消防士です。
今回は、消防救助技術訓練(陸上の部)について紹介していきます。
私も何種目か経験しました。
この記事は
消防救助技術訓練(陸上の部)って何?
どんな種目があるのか知りたい。
このようなことが知りたい人向けの内容です。
では、消防救助技術訓練(陸上部)の解説をしていきます。
結論
消防救助技術訓練は、体力、精神力、技術をもとに各競技を行い正確性やタイムを競い合います。
消防救助技術訓練の種目は以下のとおりです。
はしご登はん
ロープブリッジ渡過
ロープ応用登はん
ほふく救出
ロープブリッジ救出
引揚救助
障害突破
では、どのような競技なのか種目ごとに解説していきます。
消防救助技術訓練
消防救助技術訓練は、陸上の部と水上の部があります。
今回は、陸上の部について解説していきます。
それぞれの部に隊員ひとりひとりが基本的な技術を磨く『基礎訓練』と隊員個人の技術と隊員同士のチームワークを磨く『連携訓練』があります。
簡単に言うと、個人種目か団体種目かの違いです。
この大会は1年に1度開催され、予選を勝ち抜き上位大会を目指します。
管内選考→都道府県大会→地方大会→全国大会
となります。
種目によっては、地方大会がないものもあります。
この消防救助技術訓練は、救助技術の正確性やタイム競い合います。
消防救助技術訓練は勤務日で実施する消防本部もあれば、非番日で実施する消防本部もあります。
私も救助技術訓練をしており、ほふく救出の補助者をずっとしていました。
最終的な自己ベストタイムは、33.8秒でした。
救助者が速くて助けられてましたね!!
基礎訓練
隊員ひとりひとりが基本的な技術を磨く、個人種目となります。
はしご登はん
はしご登はんは、自己確保の命綱を素早く結索し、高さ15mのはしごを登ります。
はしごにスネを打ちがちです。
冬場の訓練でこれすると悶絶ですね・・・。
標準所要時間は24秒となっています。
ロープブリッジ渡過
ロープブリッジ渡過は、長さ20mのロープを水平に展張して、行きはセーラー渡過で帰りはモンキー渡過でロープを渡ります。
セーラー渡過はロープの上を滑りながら渡る方法で、モンキー渡過はロープの下をぶら下がりながら渡る方法です。
バランス感覚と股関節の柔らかさが重要な種目となります。
上位大会に出場した事がある先輩が言ってたので間違いないです!
標準所要時間は28秒となっています。
連携訓練
隊員個人の技術と隊員同士のチームワークを磨く、集団種目となります。
集団種目と言いましたが、2人で行う種目もあります。
ロープ応用登はん
ロープ応用登はんは、2人1組で行う競技です。垂れ下げらたロープを高さ15mまで資機材を使わずに登ります。登はん者はロープを登り、補助者は下でロープを操作します。
アップで15mの自力登はんしてるような人が出る種目です。
15m登はんするだけでキツいですよね、今は登れる自信ないですね・・・・。
標準所要時間は16秒となっています。
ほふく救出
ほふく救出は、救助者、補助者、要救助者の3人1組で行う競技です。救助者は、空気呼吸器を着装して長さ8mの煙道に進入し要救助者を救出します。補助者は、検索ロープの設定を行います。
私は、この種目をしていました。
懐かしいですね〜。
標準所要時間は1分2秒となっています。
ロープブリッジ救出
ロープブリッジ救出は、要救助者を含んで4人1組で行う競技です。訓練塔の反対側に取り残された要救助者を水平に展張されたロープを渡って救出します。
3人のうち2人はロープを渡り要救助者の救出に向います。その後、残った1人は展張されたロープに吊るされた要救助者をロープでけん引して救出します。
ほふく救出している時、いつも下から眺めてましたね。
キツそうだな〜と思いながら。
標準所要時間は1分15秒となっています。
引揚救助
引揚救助は、要救助者を含んで5人1組で行う競技です。搭上から2人が空気呼吸器を着装して降下し、要救助者の救出に向かいます。要救助者を搬送後、4人で協力して搭上に引き揚げます。
救助者は、最後にロープ登はんで脱出します。
最後の2番員の登はんカッコイイですよね。
引揚救助って実際に1番キツいのは3番員ですよね???
懸垂降下して、要救助者搬送して、ロープ登って、要救助者を引揚げてと、ずーっと動いてますよね。
標準所要時間は2分9秒となっています。
障害突破
障害突破は、5人1組で行う競技です。高塀、はしご登はん、渡過、降下、空気呼吸器を着装して煙道内に進入と様々な障害を突破する競技となっています。
これも体力ないとできない種目ですよね。
標準所要時間は2分37秒となっています。
まとめ
消防本部や消防署にある施設の有無で実施できる訓練が異なります。
消防救助技術訓練(陸上の部)は個人が2種目、団体が5種目ある
訓練期間や訓練種目は、消防本部によって異なります。
消防救助技術訓練は、個人の意見が分かれるところだと思います。
年々、消防救助技術大会の参加本部も少なくなってきています。
最近は、ロープレスキューの勢いも出てきましたね。
今後、消防救助技術がどうなるか分かりませんが、やるからには全国を目指したいですね。
以上です。
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