消防採用試験(公務員試験)二次試験を詳しく解説 試験に役立つ最近の消防事情!

消防士

こんにちは、FP消防士と言います。

私は、今まで消防隊、救助隊、救急隊を経験してきました。

今回は、公務員試験(消防職)二次試験について詳しく解説していきます。

この記事は

公務員試験って何するの?

公務員試験(消防職)二次試験の内容が知りたい。

このような人向けの記事です。

結論

消防士になるために突破しなければならない二次試験の項目は以下の通りです。

口述試験

身体検査

自治体によって若干異なる部分もありますが、概ね試験項目はこのようになっています。

自分が受験する自治体の試験内容を必ず確認しましょう。

一次試験を突破し、いよいよ最終試験!

ここまで進んできたからには消防士に絶対なりたいですよね。

二次試験の口述試験と身体検査って何するの??

詳しく解説していきます。

口述試験

口述試験って何するの??と思われるかもしれませんが面接です。

消防本部によって、個人面接か集団面接か違いがありますので、採用試験を受ける消防本部はどちらの面接形式か確認しておきましょう。

当たり前のことですが、採用試験に相応しい格好で臨みましょう。

髪型は、できれば短髪の方が印象は良いと思います。

この口述試験で一番大事なことは、ハキハキと大きな声で受け答えをすることです。

消防に合格すると半年間、消防学校というところに入校し、消防のイロハを学びます。消防学校での点呼や訓練は必ず『大きな声』で行います。

『大きな声を出す』これは消防の基本中の基本なのです。

なので、ハキハキと大きな声で受け答えしている方が好印象でしょう。

口述試験で聞かれそうなことは事前に対策しておきましょう。

『なぜ、消防士になりたいのですか?』

『ここの消防本部を選んだ理由は何ですか?』

『消防という仕事についてどう思いますか?』

概ね、王道の質問はこのようなところでしょうか。

口述試験に役立つ最近の消防事情

近年、若者の早期退職が増加傾向にあり消防もこの限りではありません。

実際、私の周りにも辞めていった人達がいます。

よくあるパターンは、東京消防庁や政令指定都市等の規模の大きな消防本部で採用され、何年後かに退職、地元に帰り、地元消防本部に採用されるケースです。逆のパターンも然りです。

地元の消防本部側からすると現場経験のある人材は即戦力!!欲しい人材です。

ですが、逆の立場で考えてみましょう。公費で消防学校に入校させ即戦力として育ててきた職員が退職した場合、損失でしかありませんよね。優秀な人材を失うわけですから避けたいはずです。

なので、消防本部で長く働いてくれる人材を探しています。

採用されて1〜2年で辞めそうな人材を採用するメリットがありません。

ということは、長く働けることはアピールポイントになります。

口述試験は限られた時間内に、いかに自分をアピールできるかがカギとなっています。

まず、覚えていて欲しいことは面接官は消防士ということです。

これから採用されて上司となり得る人です。

一緒に働きたいと思わせることが重要です。

口述試験は、消防士になりたい熱い気持ちを面接官に伝えるチャンスゾーン、有効に使いましょう。

ここで実際に私が聞かれた口述試験の内容を紹介します。11年前になりますが、ある程度は参考になるかと思います。

私の場合、個人面接でした。面接官に副市長、消防局長、消防総務課長の他に3名程度いたと記憶しています。

面接内容は、覚えている範囲で

『なぜ、消防士になろうと思ったのか?』

『学生時代に頑張ったことはなんですか?』

『どのような消防士になりたいですか?』

『火災現場で上司の指示に従えますか?』

このようなことを聞かれました。参考になれば幸いです。

身体検査

身体検査では、消防官として職務遂行に必要な身体、体力及び健康度を検査します。

なんといっても、身体が主体の仕事なので身体検査は重要なものです。

身体検査の中身ですが、以下のとおりです。

視力

視力(矯正視力を含む)が0.7以上、かつ、一眼でそれぞれ0.3以上。

自治体によっては、裸眼視力にも制限がある場合がありますので注意が必要です。

色覚

色覚検査を実施します。            

色覚検査で異常が見られたら眼科受診が必要となる場合があります。

聴力

オージオメータを使用し、純音聴力検査を行います。

耳に専用の機械を当て音が鳴っている間、ボタンを押し聴力の検査を行います。

体力検査

1km走、100m走、反復横跳び、上体起こし、立ち幅跳び、長座体前屈、握力、懸垂、腕立て伏せ等の体力を検査します。

体力検査は自治体ごとで異なります。

この体力試験の項目は、身体検査も兼ねています。

その他

尿検査、胸部X線検査、心電図、血液検査などの検査を行います。

まとめ

公務員試験(消防職)二次試験の内容を解説してきました。

まとめです。

自分が受験する自治体の試験内容を必ず確認しましょう。

口述試験はハキハキと大きな声で受け答えをする。

消防士になりたい熱い気持ちをアピールする。

やはり面接官も消防士です。熱い気持ちを、ぶつけましょう。

自己分析を徹底的に行い、面接官を味方につけるような受け答えができるよう対策しておくことが大事だと私は感じます。

いかがだったでしょうか。少しは公務員試験(消防職)二次試験の内容について伝わりましたか?

以上です。

この記事が、消防士を志している皆さんの参考になればと思います。

皆さんが無事合格できるよう今後も消防関係の情報発信していきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

『FP消防士ブログ』運営者:FP消防士

高校卒業後、すぐに地方の消防本部に採用されたアラサー消防士。消防隊、救急隊、特別救助隊に配属経験があります。

消防関係や公務員目線の家計管理に関する情報を発信しています。

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