こんにちはFP消防士です。
今回は、オススメの消防関連書籍の紹介です。
現場活動の参考になるような書籍を紹介していきます。
初任科で習ったことも重要ですが、新しい知識や手技も同じくらい大事です。
新しい知識や手技を自分の武器とする方法として、本を読みそこで得た知識をもとに実際に訓練してみる事が重要だと感じます。
この記事は
オススメの消防関連書籍(警防編)の紹介!
このような事が知りたい人向けの内容となっています。
結論
今回は、オススメの消防関連書籍(警防編)の紹介です。
個人的には現場活動に役立つものばかりです。
今回オススメする本は
消防救助技術必携(一般救助編)
消火活動安全理論
消火戦術理論
CSRMベーシックガイド
ファイヤーファイター・サバイバルガイドブック
これらの書籍について紹介していきます。
消防救助技術必携(一般救助編)
こちらの書籍は、名古屋市消防局が編著しており救助に関する全般が記載されています。
資機材の取り扱い要領、ロープワーク、救助に関する各種操法関係、事故種別ごとの救助要領、安全管理と救助に関する基本的なことが網羅されています。
救助に関する知識や救助要領といったものは、こちらの書籍である程度カバーできます。
また、都市型救助とも言われる、スタティックロープ取り扱い要領や、都市型資機材(アサップ等)の取扱要領も少しではありますが記載があります。
三つ打ちロープで行う救助操法をスタティックロープを使用した場合の要領等の記載もあり、参考になるのではないでしょうか。
ただ、スタティックロープ等を使用するロープレスキューの観点から見ると満足はいかない内容だと思います。
あくまでも基本的な内容です。
基礎があっての応用ですから、救助に関する基礎はこの「消防救助技術必携(一般救助編)」に詰め込まれていますので基本を学ぶには勉強になる一冊です。
私は、持っていないのですが水難救助編もあるみたいです。
消火活動安全理論
この書籍は、いくつかシリーズがありその1つです。
特定非営利活動法人ジャパン・タスクフォースが監修を務めている書籍になります。
特定非営利活動法人ジャパン・タスクフォースは色んな消防関連の研修会を開催していますよね。
この書籍の題名が「消火活動安全理論」と難しいそうな題名ですが、中身は写真やイラスト等が多くあり分かりやすく工夫がされています。
この書籍は火災に関する全般が記載されています。
ホースの延長要領、消防ポンプの取り扱い要領、放水要領、火災性上、活動要領等が細く写真やイラスト付きで解説してあります。
機関員に必要な知識、目的別の放水要領、サイズアップ等、詳しく記載されており、隊員、機関員、分隊長であっても幅広く学べます。
消防士の教科書みたいなイメージです。
消火戦術理論
こちらの書籍は、「消火活動安全理論」と同じシリーズのものになります。
こちらも特定非営利活動法人ジャパン・タスクフォースが監修を務めている書籍になります。
先程、紹介した消火活動安全理論と何が違うのかというと、私が読んでみて思ったことは、「消火活動安全理論」は消火活動全般についての解説です。
機関員の要領、ホースの延長要領、放水要領、サイズアップ等、消火活動全般に関する事が記載されています。
一方、「消火戦術理論」は多少被る内容もあるのですが、消火に特化した書籍だと感じます。
火災性上、より具体的な放水要領、ベンチレーション、除染等の解説があります。
似たような内容ではあるので説明が難しいですが・・・。
「消火活動安全理論」は火災現場で必要な知識全般。
「消火戦術理論」は消火で必要な知識全般。
より火を消すことをメインにした書籍というイメージですね。
CSRMベーシックガイド
こちらの書籍は、全国救護活動研究会が著者のCSRMに関するものです。
CSRMをご存知ですか?
『Confined Space Rescue & Medicine = 狭隘空間における救助・救急・医療活動』
頭文字を取ってCSRMと言います。
近年、南海トラフ地震の発生が懸念されていますよね。
震災が起きた際に的確な活動を行えるように知識や技術が必要となります。
この書籍は、CSRMに必要な知識や技術が写真付きで記載されています。
初期観察で見るべきところ、CSRMに必要なPPE、情報進入管理の要領等が細く解説されています。
私は、実際に訓練会(ベーシックコース)にも参加した経験もありますが訓練しておかないとできないですし、知識がないと尚更ですよね。
滅多にある現場ではないし活動する機会も少ないと思いますが、いざという時に引き出せる知識は必要だと思います。
ファイヤーファイター・サバイバルガイドブック
特定非営利活動法人ジャパン・タスクフォースが監修を務めている書籍になります。
内容は、屋内進入時の自分の命を守るテクニックが紹介されています。
ここ数年の間で住宅の性能が上がり、高気密で高断熱な住宅が増えています。
このような建物から火災が発生した際には、屋内から消火を試みることが有効な消火に繋がることが多いです。
ですが、屋内進入は危険を伴いますよね。
このような危険な環境下での自分や仲間の命を守るテクニックが写真付きで解説されています。
まとめ
今回は、消防関連の書籍を警防編として紹介しました。
読んでない本は、オススメもできないので実際に持っている本のみで厳選して紹介しました。
他にも興味のある本があるので、購入した際には紹介したいと思います。
まとめです。
新しい知識を積極的に取り入れる。
本で読むだけではなく、実際に訓練を行い身につける。
まだ、暑い日が続いていますが頑張りましょう!
以上です。
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